男性に限った話ではないのですが、洗顔方法を明らかに間違えている人が多いです。
その中でも特に男性の洗顔方法を見ていると、全くNGな人がいます。
きちんとスキンケアをしているのに、水分量がなかったり、肌が荒れていたり。
化粧水、洗顔など、どんな商品に変えてみても著しい効果は見られないと諦めている人は、まず洗顔から見直してみる必要ありです。
もくじ
肌の構造
肌の話の前に基本的な話なのですが、何かをアクションをおこすときに、対象のモノを知らないと、策が打てませんね。
いきなり理屈っぽくて申し訳ないのですが、
今回の場合だと洗顔です。
洗顔料を販売するメーカーは、テレビCMやネット広告などで、この商品はここが凄い、こんなところが売りですよ!だからみんな使ってみてね!と、結論からPRしています。
その結論からボクらは前提条件を想像することが多いですね。
例えば、わかりやすく説明すると、
”男の脂を毛穴の奥までがっつり落とす”と言ったキャッチフレーズの商品があったとします。
そうするとボクらは自動的に、「男の人って脂が多いから、毛穴に脂が溜まっていて、これを根こそぎ落とさないと肌が清潔にならないんだぁ。脂って肌にあってはいけないんだ。」
と想像する人が多いと思います。
確かにその商品を使ってみて、洗い上がりが凄くスッキリして気持ちいい!
それで納得していて、文句なし、いい商品をありがとう!ということであれば、それはそれで良いのですが。
日本人には、他国に比べてこうやって何の疑問も持たずにテレビやネットの影響を激しく受けて消費行動をする人が圧倒的に多いです。簡単な国民性ですよ。こうやって容易に搾取されるのです。
ボクは外国人の方と結婚していたのもあるので、そういう見方ができます。だからボクの場合は、自分で理屈等を調べて自分の中で納得してから行動するように心がけています。
話は外れてしまいましたが、いつまでもきれいな健康的な美肌を維持したい美男子は、自分で肌の構造から理解をして納得し、それに対して洗顔だったり化粧水だったりを使用していきましょう。
それでは、皮膚の構造についてちょっとお話しします。
皮膚は大きく表皮、真皮、皮下組織という三層から成っています。
ちなみに、スキンケアで手の届くのは、角質層までとなります。この角質層までの厚さは0.02mm程度なので、薄手のサランラップくらいですね。
今回は洗顔の話なので、掘り下げて細かい部分は説明しませんが、一番上の層に皮脂膜というものがありますね。
皮脂=脂というものがネガティブなイメージで捉えられがちですが、皮脂は皮脂膜という「Made in 自分のクリーム」を作り出し、水分の蒸発を抑えたり、外敵から守ってくれたりします。
また、皮脂は皮膚の常在菌のエサとなって分解され、それによって生じる脂肪酸で皮膚の表面が弱酸性で保れているのです。
従って、皮脂を根こそぎ落とすと、この機能が失われるため、皮膚を守ろうと余計に皮脂を分泌してしまいます。
正しい洗顔が出来ていないと、脂っぽい肌になったり、ニキビができやすくなってしまいます。
洗顔の役割、効用
そもそも洗顔とはなんのためにするのでしょう。
余分な皮脂や汗、顔についたホコリなどの汚れ、また古くなって肌に必要のなくなった角層などの水性の汚れを落とします。
皮脂が余計に溜まったりすると、古い角質などとら合わさって角栓となり、毛穴を塞いでしまいます。
そうすると、毛穴の内側に余分な汚れがたまってしまうことになるので、炎症を起こしたり、ニキビができたりします。
ここで皮脂って油性じゃないの?って話になると思いますが、基本的にファンデーションなどの化粧品や日焼け止めが油性なので、こちらはクレンジングで落とす必要があります。
男性は女性に比べて皮脂量が多いですから、皮脂の汚れが溜まってしまうのが気になる、また毛穴の黒ずみなどが気になる人は、週に2〜3回クレンジングするとより良いと思います。
正しいクレンジング方法についての記事はこちらに書いてますのでチェックしておいてください。
メンズはほとんど間違っている?!正しい洗顔方法
洗顔のやり方って教えてもらったことはありますか?
いやいや、そんなの教えてもらうもんじゃないよと。
しかし、ボクが見てきて男性の90%以上の人が誤った洗顔をしていますね。
せっかくなので、普段あなたがやっている洗顔方法と比較してみてください。
合っていれば、あなたは美容意識が高い男子入りよ!
洗顔料を手に取り、泡立てる
洗顔料をそのまま顔につけていきなりゴシゴシ洗う人、ダメですよ!ちゃんと泡立てましょう。
どれくらい泡立てるかと言えば、
最低でもこれくらいは必要です。
え!こんなに!?なかなかここまで泡立ててる人はいないのではないでしょうか?
何故ここまで必要かは後ほど。
泡立がうまくできないと言う人は、はじめから泡で出るタイプの洗顔料を選ぶか、洗顔ネットなどを使ってうまく泡を作りましょう。
泡を顔に乗せて転がしていく
たくさん作った泡を、まずは皮脂が多い箇所から順につけていき、泡を転がすように洗っていきましょう。
Tゾーン→Uゾーン→頬のや目元の順番ですね。
”泡を転がす”についてですが、極端に言えば皮膚に触らず手と肌の間にある泡で洗っていくイメージです。
だから泡がたくさん必要なのです。
洗顔と言うと、マッサージをするようなイメージが強いですが、基本的に洗顔している最中は肌は動かしてはいけません。優しく泡で汚れを取っていきましょう。
極論、泡を置いておくだけでも、勝手に泡がジュワジュワと仕事をしてくれます。
これでもかというくらいらすすぐ
最後にすすぎですが、ここでも肌に触れないように、ぬるま湯を顔にかけるようなイメージでバシャバシャ洗います。
洗い残しがあると、せっかく洗顔したのに洗顔料の残りカスが皮膚に残ってしまい、汚れとして残ってしまいます。
正しい洗顔料の選び方
洗顔の正しいやり方はわかりましたね、そうしたら次は肝心などの洗顔料で洗うかです。
もう答えを言っちゃいましょう。
弱酸性の洗顔料です。
皮膚の表面は弱酸性で保たれていると少し触れました。
つまり、弱酸性の洗顔料が一番肌にとって刺激が少なく、肌に優しいのです。
ちなみに世に出回っている市販の洗顔料やシャンプーは大体がアルカリ性です。
アルカリ性って何言えば、石鹸や洗剤なんかがもろにアルカリ性です。つまり油汚れが落ちやすいんですよ。使った後はたしかにすっきりします。
ただし、洗浄力が強すぎるが故に、本来肌にとって必要な皮脂まで落としてしまうので、バリア機能を壊してしまいます。
でも弱酸性だと洗浄力が弱いから、男性が使用すると皮脂汚れが落ちきらないんじゃないかと疑問が出てきます。
そうしたら先にも紹介しましたが、クレンジングオイルを使って落としきれなかった毛穴の汚れを落とすと良いです。但し、化粧や日焼け止めをしないない場合は、毎日やる必要はありませんよ。
そうしたら市販で売られているおすすめの洗顔料を紹介します。
ボクはアルカリ性の洗顔料からこれらに変えて、忖度なしに本当に肌の調子が変わりました。ボクを信じて!(アラジン)
メンズにおすすめな洗顔料
キュレル 泡洗顔料 ★ボクはこれ使ってます!
こちらはポンプをプッシュすれば泡が出てくるので、わざわざ泡立てる必要がないのが嬉しいです。肌荒れ・カサつきをくり返しがちな乾燥性敏感肌の人はオススメです。
毎日の洗顔によって流れ出てしまいがちな、肌の必須成分「セラミド」を守って洗い上げます。
ボクがこれを選んでいる理由としては、詰め替え用もあるので、今回紹介する中で一番安いからです!そして、他の2つと比べてもメジャーであるため、廃盤となることはないでしょう。ミノンメンはいつも行っているドラッグストアの棚から姿をいつの間にか消していました。
ミノンメン
弱酸性の洗顔料は、洗い上がりがヌルヌルした感じがあるのですが、こちらはヌルつきもツッパリ感もないです。
泡立て不要で、スッキリ洗えるのに洗いあがりの肌しっとり。
ファンケル メンズウォッシュ
クリーミィでキメ細かい泡がうるおいは残したまま、テカリやベタつきの原因となる余分な皮脂を落とし、やさしく洗い上げるプッシュ式の泡状洗顔料。
すっきり洗い上がるのに、つっぱらずカサつきません。安全カミソリでのひげ剃りにも使えます。
今回は3つ弱酸性の洗顔料を紹介しましたが、ボクの場合洗顔料を変えはじめた数日は少し肌が痒いなと感じました。なのでもしかしたらそう感じる人がいるかもしれません。
でも、それを何日か我慢してみてください。その感覚は直ぐになくなります。当時使っていた化粧水のせいだったのかもしれませんが。
まとめ
どうでしたか?正しい洗顔方法と肌に良い洗顔料の選び方についてお話してきましたが、そんなに難しくはないですよね。
逆に肌のことを考えすぎて、あの製品が良いんじゃないか、もうちょっと高いものを使わないと効果ないんじゃないかなど、負のサイクルに陥らないようにしないとですね。
20代の頃だったからかもしれないのですが、ボクもちょっと高めの商品を使っていた時期もありました。
確かに高いブランドが出している商品は、香りが上品なので、高い化粧品使っている感はとても感じることができました。
ただ色々使って見て今感じることは、正直お金をかけなくても正しい洗顔や正しい化粧水・乳液の使い方を実践して入れば健康的な美肌を手に入れることができてしまうんです。
化粧水・乳液についても使い方を変えるだけで、劇的に肌が変化します。
しかもその日に効果が実感できるので、こちらの記事も必読です。
また、何度か紹介しましたが、クレンジングもうまく併用して、美肌をGETしてください。